白鶴霊芝とは

− 概 略 −
白鶴霊芝とは、学名(Rhinacanthus Nasutus(L)Kurz)別名、白鶴草、癬草
(せんそう)とも呼ばれ、中国雲南貴州地方に原生する爵床科の多年草で、数多
くの栄養を含む為『万霊神丹』と呼ばれ、古くから門外不出の中国皇帝専用の薬
草になっていた。白鶴霊芝は通常の霊芝(サルノコシカケ)とは異なり、白い鶴の
容姿をした花が咲く薬草である。また、その成分が霊芝(サルノコシカケ)に値す
る事から白鶴霊芝(仙鶴霊芝)と呼ばれるようになったと、言われている。1949
年の中国内戦(國共戦争…中国共産党と國民党の戦争)に敗退した、蒋介石総
統が台湾に逃れた際に、その苗を台湾に持ち込み、火炎山にて自然農法で栽培
させたのが火炎山白鶴霊芝である。栽培条件が非常に難しく火炎山の土質でし
か生育せず、採取量が極めて少ない事から、今日まで海外に紹介される事が無
かったが、1988年米ノースカロライナ大学での抗がん剤としての研究発表以
降、各分野での研究がいっきに進められて以来、現在の日本においては大学で
の研究を始め、病院での治療や、化粧品会社でも原料として実使用されている。

《 俗名 癬草 》

白鶴霊芝は爵床科の小潅木で、全草の高さ約100〜150cm。古い枝は灰白色、若い枝葉は緑色である。茎は円柱状で節は稍々大きく膨らんでいる。葉は対生で全緑色、両面に柔毛が有り、背面の葉脈は明らかである。開花時、潔白で無傷の花は一片の緑の中に一羽の白鶴が羽を広げて飛んでいるようであり、特別に人々の注目を引き、これが恐らく白鶴という名称の由来である。
白鶴霊芝は印度、マレーシアに原産し、我国(中国)の広東・広西・雲南等の地で栽培され、野生のものもある。四十年あまり前、台湾に引き入れられ人家で栽培された物もあったが数量は多くはなかった。白鶴霊芝は台湾では万霊神丹と称せられる。伝えられるところによると、一種の極めて神奇的妙薬仙草で多くの病を治す力がある。
白鶴霊芝草の外用は各種の体癬と湿疹を治す事が出来、これが癬草と呼ばれる所以である。用法は白鶴霊芝草の新鮮な葉にベンヂン又は75%の酒精を加え混合し、良くついて患部に塗る。白鶴霊芝草は早期肺結核をも治す事ができる。用法は新鮮な枝葉に氷砂糖を加え煎じて服用する。長期飲用は、高血圧、糖尿病、肝炎、腎炎、胃炎、胃腸病、便秘等多くの疾病を治す事ができ、その含有成分及び医療効果は尚、研究に待つべきものがある。漢方薬店でも白鶴霊芝の若葉を乾燥粉末として病気の治療に用いている。
(出典; 中國秘傳天鶴草)


図鑑の表紙




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